不定形ゲーム 道楽ブログ

ゲーム中心でいろいろ好き勝手に(ゲームと関係ないこともたくさん書くということ)

Fortnite 個人的に難しいと感じる理由

書きかけの記事3本ストックしてるの今気づいたw
いつになるのかは不明.


ギター上手くなりてぇと思いながら, こんな記事見つけました.
http://maroguitar.com/2018/01/24/sologuitar-guitar-umakunaranai/

これを見てFortniteのことを考えました.
Fortniteの難しさについて, ここから得たものと前々から考えていたものを書いていきます.

先に断っておくと, victory royale(最後の1人になること)などのマクロ視点の立ち回りの難しさではなく, 敵と戦闘になってしっかり被弾を防いでダメージを当てるといったミクロ視点の難しさについて話します.

また, *は注釈でページの一番下にまとめています.
一応Fortniteの経験があまりない人も読めるようにしておきます.



まず前々から考えていたもの.
Fortniteは建築云々いいますが, 結局全てはエイムで視点移動ということです.
これは, いくら建築しても最後にエイムで負けたら意味が無い, ということではありません.

建築を効率良く行うためには, エイムつまり視点移動が上手くなければならないということです.
エディット(*1)にしても, 視点移動が上手くできなければもたついて, 逆に不利になります.

実践的な被弾をしないような建築をするとなると, 視点移動の難度は飛躍的に高まります.
特に自分がローグラ(low ground: 相手より低い位置)にいる場合, 自分の足場と敵からの弾を防ぐために上もケアしなければならないため, 非常につらい.
片やハイグラは敵の位置も確認しやすいし, 自分から勝負を仕掛けることができるので, 基本的に有利であるとされています.
視点を上に向けなくても上をケアできるというdouble ramp(*2)という技もありますが, これだけではどうにもならないのが現実です.
必ず上にいる敵にダメージを与えたり防いだりするためには, 何度も上を向く必要が出てきます.

また, ローグラのほうが強い立ち回りができる人もいますが, 正直エイムや駆け引きが上手い人の特権です.
阿修羅マナさんやくららさんが良い動画を出してくれていたのですが, 残念ながら見当たりません.

さらにこれに輪をかけて, 対人戦の特徴である駆け引きが発生します. もちろん先述した被弾を無くす技術やエディットの話もこれの一環です.

駆け引きのためには相手の考えていることを読む必要があります. そのためには頭のリソースをけっこう割かなければなりません.
建築をゴリゴリやりながら, エディットもしながら, 敵の隙を狙うというのは非常に難しいです.
それこそ完全に自然に思ったように何のストレスもなく建築ができる必要があります.

ただこれが頭がおかしくなるくらいに難しい.
建築とは4つのピースの組み合わせなんですが, 各ピースを設置する時間間隔は0.005秒です.
上級者はこのスピードで展開してきて, どんどん有利な状況を作ります.
初心者が勝てないのは当たり前です.
ここで言いたいのは, 建築をする時に設置をする手順・順番を間違ってはいけない, ということです.
手順を間違えてしまうと, あとのピースを思ったところに置けなくなり, グダリます.
またこれは建築時の視点・エイムと密接に関係しています.
これは視点やキャラコンが上手くできていないとやりがちなミスをどうするか, という動画です.
https://youtu.be/T4lzX3Iv4Qk

つまり, 適切なエイムをしつつ, 0.005秒を制する必要があります.
そしてこれらを敵の動きを確認しながらやらなければならない.
敵の動きは音だけでは厳しいですから, しっかり視点を移動して見なければならない.
敵を見失っては本末転倒ですから.
……絶望的ですね.
書いててやめたくなってきましたw

上級者と戦うためには視点移動が本当に難しいということはわかってもらえたと思いますが, これって低感度じゃどうにもならないってことなんですよね.
マウスであれば, 低感度でも思いっきり振れば一気に視点移動することも可能ですが, 私はコントローラーを使っています.

Switchからpcに移行したときに, マウス+キーボードも試しましたが, wsadで前後左右に移動するというのがそもそもできませんでした.
建築以前の問題ですw
マウスによるエイムも非常に難しく感じました.
ただエディットだけは, 果てしなく簡単に感じました.
めちゃめちゃ高速にできるし, ミスしないし, 最高でしたね.

そんなこんなでコントローラーでやってるわけですが, コントローラーを使ってこのゲームをやるためには, 高感度が大前提です.
事実, 世界のトッププレイヤーたちも基本的に0.7ぐらいの高感度でやってます.

感度の設定では, 射撃の感度と建築の感度とエディットの感度は別々に設定できるようになっています.
しかし, 建築とエディットは射撃のx倍といった形で, それも2倍が上限になっています.
世界トップの選手はみんな2倍設定で, 低くても1.7とかです.
射撃の感度が0.7でそれなので, ある程度高い感度でやることは免れません.



次に2つ目です.
0.005秒を制して手順を正しくやらなければならないと言いましたが, それを可能にするのが筋肉による記憶です.
体で覚える, ニューロンによる記憶です.
様々な建築技術がありますが, それらをミス無く高速で行うためには, 膨大な練習をして指に記憶させるほかありません.
しかし状況は千差万別, パターンの組み合わせは枚挙に遑がありません.
全てに対応するためにはどれだけこのゲームに時間を費やさなければならないのでしょうか.
記憶が不完全であると, エラー・予期せぬ事態に対応できず, 動きが止まってしまいます.
もしくは頭ではわかっていても, 指が勝手に記憶が強いほうに動いてしまいます.

何を言いたいのかというと, Fortniteをやるためには, 自分の思考に沿うような建築なりエディットなりができる必要があるのですが, 0.005秒の世界で戦うためにはどうしたって筋肉の記憶が必要です.
自分の思考を妨害しない範囲で筋肉に記憶をさせなければならない.
そこの境界線は一体どこにあるのか?
そこに到達するためにはどのような練習を積めばよいのか?

最近はかなり練習を積んで, 勝てることも多くなってきました.
練習も意識をいろいろ変えて, できるだけ実践で効果が出るようにやっています.
しかし, 感度が高すぎていつまでやっても制御できるようになる気がしないのと, 筋肉に記憶させすぎて頭で考えていることと違うことをやってしまうことがあります.

何度も何度も挫折していますが, いよいよ限界が近いのかもしれません.
始めてからもう一年になるかなぁ…



国内の有名なプロのプレイ動画を見ることもありますが, 最適解しっかり取れてるかはけっこう厳しいと思います.

世界トップクラスの選手は激しい戦いの中でも最適解に近いものを取っているように感じるので, 本当に人間なのかと疑うw
参考動画はイカ.
https://youtu.be/dyHALzDQG7E
再生スピード 1/4 とかにすると, 判断の正確さと発想のすごさがわかると思います.




ふぉーとない
やればやるほど
むずかしい





〈注釈〉
(*1) エディット(edit)
Fortniteでは, 自分が建築したオブジェクトの形を決められた範囲で変えることができます.
例えば, 自分と敵を挟んで1枚の壁を自分が設置した場合, 自分だけはその壁のある箇所に穴を開けたりすることができます.
もちろんそこから攻撃を通すことができますが, それは相手も同じなので, そこで駆け引きが生まれるわけです.
あくまで駆け引きの主導権を握れるということであり, エディットが遅ければ不利になることも往々にしてあります.
エディットがなにかわからない人用の動画.
https://youtu.be/PqMX4ah0nBc

先にあげたTomboさんの動画のラストでも, 少しエディットについて紹介されていましたね.

(*2) doule ramp
二重階段という意味です.
これはこの動画の最初を見てもらえればわかると思います.
https://youtu.be/QcFJaFx8eGY

ここでは上下階段の意味で用いていますが, 横に2つ並べるものも同じ呼称のようです.